2024年08月06日更新
ババ抜き!?リゾートマンションを売りやすくする方法!越後湯沢に林立?
リゾートマンションを売却したくてもできない、買い手がなかなか見つからないと悩んでいませんか?買い手が見つからないリゾートマンションの現状とリゾートマンションの売却を成功させる方法、売却しやすくする工夫をお伝えします。売却に便利なサービスも併せてご紹介します。
リゾートマンションを売却したくてもできない実情とは
買い手が見つからないリゾートマンションの現状
1970年代後半からリゾートマンションの流行が始まりました。
その後1980年代後半から1990年代にかけてのバブル期にスキーブームとなったこともあり、リゾートマンションの人気が爆発的に上がりました。
その結果、多数のリゾートマンションが建設されましたが、バブル崩壊後、リゾートマンションの人気は急落しました。
需要の低下とともに価格も暴落し、バブル期に過剰供給されたリゾートマンションは今、買い手が見つからない状況になっています。
リゾートマンションは維持するだけでも管理費・修繕積立金や固定資産税がかかります。
しかし、オーナーの多くはリゾートマンションを所有するだけで利用はしていないことから、管理費を滞納している人も多いと言われています。
ほかにも、自身の親から相続したリゾートマンションの買い手が見つからず困っているケースや、どうしても売却ができずに寄付しているケースもあるようです。
マンションオーナーがリゾートマンションを売却したい理由
不動産は所有権を破棄することができません。そのため、リゾートマンションを所有している限り管理費や修繕積立金、ほかにも固定資産税といった諸費用を払い続けることになります。
さらに、リゾートマンションは海の近くに建っていることが多く劣化しやすい傾向にあるため、都心のマンションに比べて修繕費用や補修費用などが多額になります。
場合によっては、修繕積立金が突然値上げされることもあるようです。
またバブル期の建築物は築年数が経過しており、大規模修繕が必要になってきます。
修繕費がしっかりと積み立てられていないケースも多く、修繕費が足りない場合は追加で費用を負担しなければいけない可能性もあります。
ほかにも、管理組合が十分に機能していないためにトラブルが起こっているケースもあるようです。
リゾートマンションが売却できない状況が続くと
リゾートマンションが売却できずに数十年単位で保有していると、やがては建物の寿命がやってきます。
しかし、リゾートマンションが売却できない状況が続くとリゾートマンションの寿命を迎えるまでずっと、管理費・修繕積立金や固定資産税の負担が続いていきます。
寿命を迎えたマンションは解体することもありますが、解体には当然費用が発生します。
修繕積立金が十分にあれば問題ありません。
しかし、不足している場合にはマンションのオーナーが解体費用を負担しなければならないでしょう。
解体し更地になれば、売却できる可能性が生まれ、毎月支払っていた諸費用などの負担もなくなります。
ほかの方法として、建て替えも考えられますが、さらに多額の費用がかかる上に、また新たな買い手を見つけなければならないなど、多くの負担が生じます。現実的な選択とはいえないでしょう。
リゾートマンションの売却を成功させる方法
リゾートマンションを売却しやすくする工夫
所有しているリゾートマンションの諸費用を支払い続けるのも大変ですよね。なんとか売却できる方法はあるのでしょうか?そこでリゾートマンションを売れやすくする工夫ついて解説します。
空き家にしておく
不動産は基本的に空き家にしておいた方が売れやすくなります。
理由は以下のとおりです。
- 購入希望者が気兼ねなく部屋を見学できる
- 家具がないため部屋が広く見える
- いつでも内覧できるため、不動産会社の担当者が案内しやすい
- 不動産会社がオープンハウスなどの販売活動ができる
- 購入希望者がもとの所有者の生活感を感じなくてすむ
最低月に1回は管理のために訪問する
リゾートマンションは立地や仕様が特殊なため、一般的な住宅に比べてしっかりと管理をしていないと荒れている印象を持たれてしまいがちです。
最低でも月に1回程度は管理のために訪問し、簡単な清掃や換気を行うようにしましょう。
家具などは置いたままにせず、物件の隅々まで見える状況にしておくと掃除もしやすくなります。
ハウスクリーニングを依頼する
リゾートマンションが空き家となっている場合はハウスクリーニングを依頼するのも良い方法です。
家具を置いていないため、汚れが目立ってしまう場合があります。
一度ハウスクリーニングで綺麗にしておけば、定期的に簡単な掃除をするだけで良いため、維持管理も楽になります。
売却スケジュールを立てる
リゾートマンションを売却することに決めたら、ハウスクリーニングのタイミングや定期的な訪問・清掃のスケジュールを組んでおきましょう。
スケジュールを立てていれば売却活動の抜けや漏れの心配もないため、安心して売却活動を進めることができます。
リゾートマンションを売却する方法
一般の住宅に比べて、リゾートマンションは特殊な物件が多いため売れにくいのは事実でしょう。
売却活動を開始してから1年以上経っても買い手がつかないという状況もよくあります。
しかし、リゾートマンションを売却する方法はいくつもあります。
その方法についてそれぞれ解説していきます。
更地にして土地を売却する
リゾートマンションが寿命を迎えたり、リゾートマンション全所有者から一定人数以上の賛成が集まれば、マンションを解体し更地にすることができます。
更地として土地のみになれば、マンションが建っている状態よりも売却の可能性が高まるでしょう。
リゾート地専門の不動産会社に仲介を依頼する
不動産会社と一括りにいっても、実際にはそれぞれの会社で得意分野や苦手分野があるものです。
リゾート地を得意とする不動産会社や所有しているリゾートマンションの所在地近くにある不動産会社は、リゾートマンションの売却が得意な場合が多いので一度、相談してみると良いでしょう。
不動産一括査定サービスで、複数の不動産会社に査定依頼をする
不動産一括査定サービスを利用し、複数の不動産会社にマンションの査定を依頼してみましょう。
複数の不動産会社の対応を見ることで、会社ごとの強みもわかってきます。
また、不動産会社によっては「仲介」ではなく、自社で直接買い取る「買取」を行っている場合もあります。
不動産一括査定サービスの特徴は以下のようになります。
- 一度の入力で複数の不動産会社に依頼をすることができる
- 不動産会社を登録する際に審査を行っているので、悪徳業者に情報が流れる心配がない
- 査定依頼が無料
- 査定金額が最も良い不動産会社を選べる
不動産一括査定サービスを利用して複数の不動産会社に相談してみれば、より良い売却先が見つかるかもしれません。
不動産売却に対応する優良な不動産会社を見つけるには?
ここまで説明してきた不動産売却は、あくまで一例となっています。
正確な売却金額を知るためには、売却前に「売却査定」を受ける必要があります。
そのとき大事なのが、複数社に査定依頼して必ず「比較検討」をするということ!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」
そんな方は、簡単に無料で一括査定が可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。
一生のうちに不動産売却をする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しない売却をするためにも、不動産会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール
株式会社worth style home
濵田昭平2005年より東京急行電鉄株式会社財務戦略室主計部にて都市開発における多様な事業セグメントの業務を経験。2012年1月より都心部で高級マンション賃貸仲介業を展開する株式会社ModernStandardへ転職し、賃貸仲介営業職での最短トップ記録樹立。2014年1月より「株式会社worth style home」での総合不動産業をスタート。1,000万円~10億のマンション・土地等の売買仲介業務を行う。
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